ご機嫌ネガポジ反転(最近の心境)

はじめに

お久しぶりです.みなさんお元気ですか?

僕はというと,大学院に入って半年がすぎました.最近は,好きな時間に論文読んでコード書けるこれ以上ないくらいの良い環境で,何不自由ない生活を送っております.そう何不自由ない生活.

 

でもどうなんだろう

 

そりゃ,研究はやり始めたら一日中考えていられるくらい楽しい.それは間違いない.でも,ふと,この生活いいじゃないか,何も不満なことないだろ?これでいいんだよって言い聞かせようとしている自分を説得する自分に気がつく瞬間が毎週1度はあって,何かがまだ足りていないんだなと思い知らされる.

今日はその辺の話を書きたいと思ってブログを久々に開いた.ここ最近ブログを全然書かなかったのは正直なところ,最近になるまでずっと気が沈んでいたからだ.病んでいた時の話から,最近元気になれた話まで書いておこう.

 

あなたの幸せはなんですか?

大学4回の秋から冬,地方を活性化したい学生のグループとずっと接触していた時期があった.彼らはすごく起業思考でビジネスもある程度(少なくとも僕よりはずっと)理解していて,加えて,人の心や自分のあり方,自分のしたいことにすごく大切にする人たちだった.そんな彼らに混じって,自分を見つめなすことができたのは就活を経験しない自分にとっては良かったことだったのだと思う.

 

そんな中で,全ての立場や金銭的な問題を抜いた時「自分にとって何が幸せか」「何がしたいのか」をみんなに口で説明する機会があった.意識高い系と揶揄されるかもしれないが,やっている側は大真面目なのだ.笑わないで考えてみてほしい.どうだろう?

 

結果からいうと僕は答えが出せなかった.自分が何がしたいのかがわからなかった.何が幸せなのかも決められなかった.そして答えが分からない大学院に入学した.(今思うとあれは自己暗示みたいなものなんだろう.これが幸せでこれをやっていますと周りに言い続ければ,きっとその人は曲がらないし真っ直ぐ生きられるんだろうな)

 

虚無感に包まれる日々

大学院に入ると何より忙しかった.環境は変わるし,みんなが使う用語が分からなくて話もおぼつかない.振り回されている間は何も考えなくていいのだが,休日になるとその反動でこれで本当にいいのだろうか,自分のしたいことってなんだっけ.という気持ちが頭をもたげてくる.そして週末は毎週虚無感に包まれて何も手が付かないのが常になっていった.

 

生きることに対する無意味な感じ.僕は自分のことがただ脳に組み込まれた遺伝子とホルモンと外部からの刺激にしたがって動くただの機械のように思えた.別に何をしたって意味はないし,論文を書いて歴史を積み上げたところで,機械は壊れるし.ツァラトゥストラが言ったように神様は死んでしまったし,人間もきっと暴かれてニンゲン機械に成り果ててしまうのだろうと思った.弱いニヒリズムに落ちて緩やかに死に近づいていく毎日,それすらも無意味な感覚.

 

と,まあこんな考えが頭の中にずっと残っていて,半分自分でもおかしくなったなと思いながら過ごしていた.みんなもこういう状態になったことあるんだろうか.自分の頭から常識みたいなものをアンインストールしていくと多分誰でもこうなれる(と思う)

 

虚無病から抜け出した方法

この虚無病は,そのあと,人の言葉やら本やらアニメやらで解決していった.無意味だと捉えながらでも変わりなく生きていけるということ,幸せの明快な答えを知らなくても生きていけるということ.ただ目の前のことで手を動かしていればいいこと.そういうことをようやく学んだ.

 

 

手を動かせ

そして冒頭に戻る.最近は,まだまだ遊び足りないとすら思えるくらいにメンタルは元気だ.作りたいものもたくさんあるし,やりたいこともたくさんある.年を重ねるごとに落ち着いていく分,逆に元気出して,思いっきり楽しんで生きたい.その結果,幸せだろうがなかろうが,そんなことは重要じゃなくて,時間の許す限り,ただ何かをやり続けたい.ひたすら手も足も口も目も耳も動かして生きていたい.40歳になって青春を取り戻そうとするようなおじさんにはなりたくないし,何かを諦めたおじさんにもなりたくない.

 

おわりに

文章書きなれていいので自分の気持ちを書こうとすると,全然まとまらないですね笑.まあブログに書き残していれさえすれば,後から下手な文章だなと笑うこともできるので,とりあえず書くのは大事っすね.